2020.09.11

雨の日。駅の構内でも滑りにくく
その環境も楽しめるヒールレインブーツ

雨の日も心が躍るようなライフスタイルを送りたい、と誰もが望むものだと思います。
梅雨時期はもちろん、昨今では突然の集中豪雨など夏のあいだも、上手に雨とつき合うことができるアイテムがあったら良いですよね?
今回は、都市生活において、雨で濡れた場所でも滑りにくいヒールレインブーツを紹介いたします。

「水」に対する機能性とミニマムな美しさを融合させたブーツ

D-VECのプロダクトは、防水、フレキシビリティー、軽量、この3つの機能に特化した物作りをする、という基本コンセプトがあります。
なかでも、釣り具メーカー(DAIWA)という我々のノウハウを考慮すると、「水」に対する機能性を積極的に打ち出していきたいと考えています。

そこで開発したのが、このヒールレインブーツ。
7センチのヒールがあるブーツですが、雨の日の駅の構内など濡れてツルツルとした大理石の地面でも滑りにくいという、都会のライフスタイルに適応させるべく開発したアイテムになります。

DAIWAは、フィッシングロッドやリールなどはもちろん、釣りに関わるあらゆる実用的なアイテムを生み出してきた歴史があります。そのひとつが、それぞれの釣りのシーンにあわせて、様々なバリエーションを取りそろえた履物になります。フィッシングシューズというと、皆さんは、どのようなアイテムを思い浮かべるのでしょうか?

かつては、林業などで使用されていた足袋や、登山やハンティングで使われていたビブラムソールのような、凹凸のあるソールを採用した履物が、釣り場で代用されてきました。釣り専用シューズがあまりなかった時代に、我々は釣りのあらゆるシーンに特化した履物を開発し、そこから試行錯誤を重ね今日までアップデートし続けています。

磯釣りのようなゴツゴツした岩場、鮎釣りのような水の中に入る川場、ブラックバス釣りのような防波堤など、用途ごとに求めらる履物の機能は異なります。

例えば、磯釣りは、危険なため、アタリを待つあいだなど、傾斜のきつい岩場で体を支え続けなければなりません。
そのため、陸上のトラック競技のスパイクのようにピンを施したものなどを開発してきました。
鮎釣りなどはフェルトのソールを採用するなど、足元を安定させるために、様々な環境にあわせたソールの履物を生み出してきました。
いづれの場面でも「水に濡れていても滑りにくい」という点がキーポイントになります。

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そんななか、あらゆる釣りの場面で使用できるソールはないか、と探し求めていたときに出会ったのが、中華料理店の厨房などで使われていた、油と水で濡れた足場でも全く滑らないというソールです。それが、このヒールに採用されている原型、HYPER Vソールです。

HYPER Vソールは岡山県にある日進ゴムさんという会社が、開発したものなのですが、もともとは、上記でも述べたように、油で滑って転ぶ事故が多発していたことから、料理人が安全に仕事を全うできるよう開発されたものです。ゴムソールは、製法によって柔らかくも硬くも、滑ったり滑らなかったり、様々なバリエーションがあるようですが、日進ゴムさんは、研究に研究を重ね、このように滑りにくい特別の調合やパターンを編み出したそうです。それが、我々がフィッシングシューズに応用させていただいたHYPER Vソールです。

HYPER Vソールを採用したフィッシングシューズは、バスフィッシングや船釣りなど、主にラバーソールの履物で行う釣りには、抜群の効果を発揮しました。HYPER Vソールを使用したシューズは、年々、多くの釣りファンからご好評をいただいております。

そんな、HYPER Vソールを、都会でのライフスタイルを考慮して改良しました。HYPER Dソールという、D-VECのロゴをパターンに落とし込んで、我々のためだけの、特別なソールが完成したのです。それをこの度、7センチのヒールのあるレインブーツに採用しました。

このブーツのアッパーには、ホワイトが防水性が高いエナメル、ブラックがスコッチガード防水仕様を施した牛革と2つの素材を用意しました。どちらも、都会でのライフスタイルを意識したモダンでミニマムなフォルムを追求しています。

また、土踏まずやかかとには、あえてHYPER Dソールを施していません。人間の歩行は一般的にかかとから着地するため、ここが全く滑らないとつっかかる危険性があるため、そして、可能な限りシンプルなフォルムを目指していたこともあり、このような仕様にしています。同時に、7センチのヒールではあるのですが、足に負担がかからないよう、履いたときの傾斜を緩やかになるよう設計することで、歩きやすさも考慮して開発しています。

このシューズのエレガントな佇まいは写真でご理解いただけると思いますが、その機能は、足をとおしたときに、はじめて実感できるものとなります。そこで、表参道のショップでは、滑り台のように傾斜のあるステンレスの什器を用意してあります。ぜひ、ご試着していただき、油でも滑らない驚異の耐滑性を体感していただければと思います。

雨の日だからといって、お気に入りの服やシューズを着用できないのは、つまらないですよね。雨の日の通勤時、駅の構内などでも安心して、なおかつ、その状況をも楽しんでいただけるような、このブーツを、一度手にとっていただけたら幸いです。

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