2020.06.03

釣竿の技術の応用によって
スマホ半分ほどの(76グラム)超軽量傘が誕生

豊かな四季が魅力の日本の風土において、日の光、雨、風など自然が与えてくれる恵は、
日々のライフスタイルを、より華やかに彩ってくれます。
これから迎える梅雨時期においても、それは同様です。
自然との生活を楽しむために、美しいフォルムを持ち、極限まで軽量化を計った折り畳み傘
「CARBON TECHNOLOGY PORTABLE UMBRELLA(カーボン テクノロジー ポータブル アンブレラ)」を紹介いたします。

超軽量&美しさを併せ持つ折り畳み傘 CARBON TECHNOLOGY PORTABLE UMBRELLA

D-VECは、海、川、山、極限の自然フィールドに対応する釣具メーカーDAIWAの技術力を活かし、都会のアクティビティーを備えたファッションブランドです。そんなD-VECの真骨頂とも呼べるのが、今回紹介いたします折り畳み傘「CARBON TECHNOLOGY PORTABLE UMBRELLA(カーボン テクノロジー ポータブル アンブレラ)」です。この傘は、釣竿の開発で培かった技術を巧みに取り入れ、超軽量でありながら美しい弧を描く、機能とファッション性を兼ね備えたアイテムとなっています。

まず、この傘と釣竿との関係性を述べさせていただく前に、一般的な傘の歴史を説明させていただきます。傘の進化は、より軽く耐久性がある構造を理想とし開発されてきました。それに伴い、使用する素材も鉄から、アルミ、グラスファイバー、カーボンと進化してきています。
折り畳み傘でいいますと、傘を開いたときに弧を支える親骨と呼ばれるパーツは、カーボンを使用することが一般的になってきましたが、シャフト部分は、現在でもアルミが使われることが多いのです。伸縮させ、開いたり閉じたりする折り畳み傘のシャフトは、いくつかの中棒を連結させ、その繋ぎ目に穴をあけ、中はじきという金属のバネがついたツメを使うことで、ロックしたりアンロックしたりします。そのため、シャフトに穴を開ける必要があるのですが、カーボンは穴を開けると裂けやすく耐久性という点で問題が生じやすいため、アルミのままであることが一般的なようです。

そんな折り畳み傘の現状を知ったとき、これまでDAIWAで培ってきた、釣竿の技術が活かせるのではないかと思い立ったのです。
リールと並び、フィッシングロッド、つまり釣竿はDAIWAの技術が最も反映された社を代表するアイテムでもあります。その中で、鮎釣り用の出式の竿は、9本の節をスライドさせ9メートルくらいに伸びるものなど、軽くてしなやかなカーボン製のアイテムを日常的に生産しています。

この、カーボン製の振出式の竿の原理を、傘にも応用できないかと考えたわけです。そもそも振出式の竿の原理は、節をスライドし伸ばす時に発生する摩擦の原理を利用した技術です。難しいのが、その塩梅で、伸ばすことでロックができても、しまうときに硬くて収納できない、あるいは逆に、伸ばしたときにストンストンと縮まってしまっては、釣竿としては機能しないのです。そこで、筒と筒の連結部分を、ちょうどよく固定するために、太い方の筒の内側に肉眼では確認しづらい百ミクロンの大きさの突起物を作り、その合わせ部分の丁度良い具合を模索してきました。この特許技術が、業界No.1メーカーとしてお客様より信頼を得るに至った一因でもあります。

そんな釣竿を制作する技術が、金属のツメを使用せず、連結部分に穴を開けることなく、カーボンを折り畳み傘のシャフトに使用することを可能にしたのです。これによって、アルミからカーボンへ、そして1グラムほどの金属部品も削除することで、大きな軽量化を実現させることができました。世界で初めてカーボンシャフトの折り畳み傘が誕生したのです。もちろん、釣竿は1日に何度も伸縮させることが少ないため、固定することに重きをおいて制作していますが、傘となると、頻繁に伸縮できなければなりません。したがって、釣竿より、多少緩く固定し、伸縮しやすいよう、新たな合わせのバランスを採用しています。

また、実際に雨を防いでくれる生地に対しても軽量化へのこだわりがあります。通常60デニールや30デニールが一般的ですが、この傘は、極限まで薄いポリエステルの10デニールを使用しています。軽さだけならナイロンなのですが、美しいシルエットや質感を重視し、あえて極薄のポリエステル生地にこだわってセレクトしています。また、UVカット率は90%以上を確保しておりますので、晴雨兼用傘としてご使用になられます。

50センチの折り畳み傘は、親骨を5本にして軽量化を狙うこともできたのですが、どうしても角ばったシルエットになります。親骨を増やせば増やすほど、満月のような綺麗な円を描くことができることもあり、耐久性も加味し、6本の親骨を持つ構造としています。こちらのアイテムが約76グラム、つまりスマホの半分くらいの重さになります。また、60センチの傘は、7本の親骨を採用し約121グラムの仕上がりとなっています。

このように釣竿の開発で得た知見を持ち込んだ「CARBON TECHNOLOGY PORTABLE UMBRELLA(カーボン テクノロジー ポータブル アンブレラ)」は、世界でも類をみない軽量化に成功し、尚且つ、JUPA基準という日本洋傘振興協議会が定める洋傘の品質基準をすべてクリアしています。特にシャフト部分は、カーボンの特製であるしなやかで屈強という点での強度に優れたものになります。そして、傘としての美しいフォルム、質感を意識して完成させました。毎年カラーバリエーションなど、様々な新作をリリースしているのですが、2020年は、遮光率99.99%以上の一級遮光晴雨兼用傘もリリースします。

梅雨時期、そしてその後迎える夏に向けて、必ずみなさまに、ご満足いただけるアイテムだと自負しておりますので、ぜひ一度手にとっていただければ幸いです。

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