DAIWAカーボンテクノロジーと東京都の伝統工芸との融合した「晴雨兼用カーボン長傘」登場
-400年以上の歴史を誇る甲州織生地と、遮光率99.99%の一級遮光傘-
東京都の伝統工芸品として昭和5年(1930年)より東京洋傘を作り続ける小宮商店の匠の手による『400年以上の歴史を誇る山梨県の伝統織物「甲州織」』と『コットン材の裏にブラックコーティングを施し遮光率99.99%、遮熱率59%を誇る一級遮光』の晴雨兼用カーボン長傘2アイテムを、3月8日より発売致しました。この度の晴雨兼用カーボン長傘は、DAIWAが長年にわたり培ってきたカーボン加工技術を活かし、中骨もカーボン製(細部のパーツを除く※1)にすることによる圧倒的な軽量化の実現と、小宮商店の職人の熟練した匠の「技」との融合により作り上げた、東京都伝統工芸品として指定される「東京洋傘」の味わいが随所に感じられる製品です。
■小宮商店と東京洋傘について
昭和5年創業の小宮商店の東京洋傘はこの機械化の時代にあって、今でもほとんど全ての工程をひとりの職人が行います。 それは自らの木型をつくることからはじまり、対話するように生地の張り具合や縫い方を調整し、一本の傘をつくり上げます。そのため、最終的には職人の経験と知見が出来栄えを左右する、大変デリケートで奥の深いものとなります。東京洋傘は2018年東京都の「伝統工芸品」に指定されました。一切の妥協を許さず手間を惜しまない職人達の熟練した匠の「技」により作り上げられます。均一で美しくバランスのとれたフォルムを追求するが故に編み出された高い技術を要する東京洋傘独自の縫製技法や、使う者の使い心地を高めるための職人の細やかな心遣いが散りばめられています。
■甲州織について
甲州織は山梨県の富士吉田市を中心とした郡内地域で作られる、400年以上の歴史を誇る織物です。経糸(たていと)に双糸、緯糸(よこいと)に単糸を使って、高密度かつ均一に織ることで強度と光沢感のバランスが取れた奥深い色合いの美しい生地がその特徴です。この甲州織の中でも傘専用ともいわれる幅の狭い小幅のシャトル織機を使用しています。今では大変貴重なシャトル織機を用いることで、小幅の生地は縁にミシン目がなくシャープで洗練された仕上がりになり、上品な質感を実現しています。